岐阜かかみがはら航空宇宙博物館vol.2 -秋山演亮【あと30日】

Yuri’s Night開催まで、あと30日☆今回も先日の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」の続編です。

夏目漱石や森鴎外が、様々な外来語を日本語に訳したことは有名です。そんな先人の努力もあって、日本の大学で使われる教科書の多くは日本語で書かれています。これを日本人は当たり前だと思ってまいすよね?でもアジア各国においては、これは実はレアケースです。多くの国ではテキストは英語の物が使われていて、授業が英語で行われることも少なくありません。国際化の中でこれは良いことだ!という意見もありますが、必ずしもそうじゃないと僕は思ってます。
言語というのは人間の「考え方」そのものの基本です。英語で組み立てられた思考と、日本語で組み立てられた思考は、自ずと違ってくると思っています。日本が多くのノーベル賞受賞者に恵まれたのも、そんなことが原因の一つではないでしょうか?

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館には、そんな「日本語使用」がある意味行きすぎた時代の、航空機の操縦席が飾ってあります。見事なまでに日本語ばかり!まっ、ところどころアルファベットは混じってますけどね…今回、同行した元MHIのロケット打上責任者をされていた淺田さん曰く、「日本語のコックピットは、『開』と『閉』の区別がつかないんだよ」と言われてました。ごもっともですね…

なお、当時中島飛行機にいらっしゃった日本のロケットの父、糸川先生に宛てたあの「風立ちぬ」の主人公の堀越さんの直筆のお手紙も展示されていて見る事が出来ます。
日本の航空宇宙黎明期の歴史を、是非、体感しに行ってみてください!

秋山演亮